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【配水課 TEL 098-941-7806】
(1) トリハロメタンとは何ですか?
- 浄水場で消毒のために使用される「塩素」と原水中の「有機物」が反応して生成される物質を消毒副生成物といいます。「トリハロメタン」はその消毒副生成物の一種で、一部発ガン性の疑いがあると言われています。その発生量は、塩素投入量や原水中の有機物の量に比例します。
- 水道水でいう「トリハロメタン」には、クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムの4種類があり、その合計量を「総トリハロメタン」といいます。
※ ここでいう「有機物」とは、生活排水や農業・工業排水に含まれる有機着色成分「フミン質」やプランクトン、藻類などによる分解代謝物の総称で、有機物の量が汚濁の程度を示します。
(2) 那覇市の水道水は安全ですか?
(3) 水の硬度について教えてください。
- 硬度は水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンを、これに対応する炭酸カルシウムに換算し、1リットル中の量(ミリグラム)で表したものです。カルシウム等硬度成分の多い水を硬水、少ない水を軟水と呼びます。
| <WHO 飲料水水質ガイドラインによる硬度の分類> |
| 硬度の量 |
硬度の分類 |
| 0 〜 60mg/L |
軟水 |
| 60 〜120mg/L |
中程度の軟水 |
| 120〜180mg/L |
硬水 |
| 180mg/L以上 |
非常な硬水 |
- 日本の全表土の1/3(平地の大部分)は火成岩土壌でできていますので、カルシウムが少なく水はほとんどが軟水となります。沖縄本島は、中・南部の地域が石灰岩層から形成されていますので、その地域の井戸水や地下水は硬水になり、硬度が高くなっています。
- 日本における硬度の水道水質基準は、300mg/L(1リットル中300ミリグラム)以下となっています。
(4) 水道水の硬度を下げて給水することはできませんか?
- 那覇市の水道水は、沖縄県企業局の西原浄水場と北谷浄水場から送水され、市内の配水池を経て各家庭や学校等へと給水されています。西原浄水場の主な水源は北部のダムと北部山間地域の河川です。北谷浄水場の場合は中部のダムと河川に加え、地下水を主な水源としています。
- 沖縄本島中・南部は、琉球石灰岩地層からなるため、その河川や地下水ではおのずとカルシウム成分が増え硬度の高い水となります。したがって、北谷浄水場から送水される水は西原浄水場の水に比べて硬度が高くなっています。
- 沖縄県企業局では、平成15年6月、北谷浄水場内に硬度低減化施設を導入しました。このことにより那覇市の水道水においても硬度が低減化された水を給水することができるようになりました(下記グラフ参照)。
(5) 給水管が古く、赤サビが出る場合があるのですが、健康には影響はありませんか?
- 鉄は、人にとって必須元素の一つで、1日の必要摂取量は10mg(10ミリグラム)程度と言われています。体内に吸収された鉄は、過剰に蓄積されないように排出調節されています。
- 鉄が水道を通して人に与える障害としては、臭味(金気臭や苦味など)、お茶の変色、洗濯物の着色などがあります。鉄の水道水質基準は0.3mg/L(1リットル中0.3ミリグラム)以下で、着色障害や異臭味が起こらないレベルで設定されています。
- 鉄サビは、鉄が酸化されたもので、ほとんどが水に溶けないので健康障害はありません。しかし、常に鉄サビが出るような場合は、溶けている鉄も多いと考えられますので、早めに給水管を取り替えたほうがよいでしょう。
(6) 水道水のカルキ臭が気になります。取り除く方法を教えてください。
- わが国では、水道法により塩素消毒が義務づけられており、蛇口において遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持することが定められています。
- 水道水のカルキ臭は、この遊離残留塩素によるもので、水道水が衛生上安心して飲めることを意味しています。しかし、臭いが気になったり、味が良くないと感じる方は、水道水を3分〜5分程度沸騰し続けると残留塩素を取り除くことができます(この方法で、トリハロメタンを低減することもできます)。
- 那覇市上下水道局は、県企業局や他市町村と協力し、残留塩素の適正化に努めています。
(※注意)残留塩素を取り除いた水は、消毒効果がなくなっていますので、早めに飲みきるか、冷蔵庫に保存しましょう。
(7) 水道水を沸騰させると白い沈殿物ができますが、何ですか?
- 白い沈殿物は、水道水から析出した炭酸カルシウムです。
- 軟水でもつくことがありますが、ミネラル分が多量にある硬水の方がつきやすくなります。
- 炭酸カルシウムなどのミネラルは、もともと水に溶けにくいため、沸かしたり、凍らせたりして結晶化すると再び水に溶けずに沈殿したり、浮遊したりします。
(8) おいしい水について教えてください。
- 昭和60年に厚生省(当時)から「おいしい水研究会」の水質要件が提言されました。
- 不純物を全く含まない水はおいしくないと言われます。含まれる成分の量とそのバランスによって水の味は微妙に変わります。
- 蒸発残留物・・・一般にミネラル含有量を示し、量が多いと苦味や渋味を感じ、適度に含むとコクのあるまろやかな味がします。
- 硬度・・・カルシウムとマグネシウムの量。マグネシウムを多く含む水は苦味を感じます。
- 遊離炭酸・・・水に溶けている二酸化炭素で、さわやかな味を与えるが、多くなると刺激が強くなります。
- 過マンガン酸カリウム消費量・・・有機物の量。多いと渋味をつけます。
- 残留塩素・・・消毒用の塩素は、水にカルキ臭を与えます。
| 項 目 |
おいしい水研究会の水質要件 |
| 蒸発残留物 |
30〜200mg/L |
| 硬度 |
10〜100mg/L |
| 遊離炭酸 |
3〜30mg/L |
| 過マンガン酸カリウム消費量 |
3mg/L以下 |
| 臭気強度 |
3以下 |
| 残留塩素 |
0.4mg/L以下 |
| 水温 |
20℃以下 |
(9) 貯水槽(水タンク)の管理について
- 各ご家庭の給水装置は個人の財産です。水道局のものではありません。「家庭内の水道設備(貯水槽等以下)」及び「給水装置」は、所有者または使用者に維持管理責任があります。
- 貯水槽の維持管理が不十分だったり、貯水槽本体に異常があった場合は、水が濁ったり、臭いがついたりすることがあります。また、必要以上に多くの水を貯めると水質が悪化する場合があります(滞留による水質悪化)。
- 貯水槽の合計有効容量が10m3を超えるものは、水道法により簡易専用水道としての規制を受けるため、保健所等への届出、定期清掃、指定機関による検査等が義務づけられています(水道法第34条の2)。簡易専用水道の受付・指導等は保健所が行っています。
- 10m3以下の小規模貯水槽は、簡易専用水道に準じた管理を行うよう努めてください。
年に1回は貯水槽の点検、清掃を行いましょう。
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