ロゴ

フリーワード・全文検索

TOP  > お客さまへ  > 水質管理  > 水質Q&A

水質Q&A

h2タイトルライン

【配水管理課 TEL 098-941-7806】

Q1 Q1 水道の水質基準とはなんですか

水道の水質基準は、水道法第4条に基づいて厚生労働省令によって定められています。水道水質基準は、平成15年5月30日に大幅に改正され、平成16年4月1日より施行されました。その後、一部改正されて、現在(平成28年5月)では51項目の基準が定められています。
また、水質管理上留意すべき項目として「水質管理目標設定項目」(26項目)が行政通知の中で、さらに今後必要な情報・知見の収集に努めていくべき項目として「要検討項目」(47項目)が厚生科学審議会答申の中で設定されています。
なお、水質基準等は、最新の科学的知見を踏まえて、逐次改正が行われることとなっています。

水質基準項目(51項目)

供給する水道水は、水質基準に適合するものでなければならず、水道法により検査が義務づけられています。水質基準項目の中には、水道水の安全性と信頼性の確保のために人の健康に影響を及ぼす恐れのある項目として31項目が定められています。また水道水としての基礎的・機能的条件の確保のため、生活利用上の要件を満たすように定められた20項目があり、合わせて51項目の水質基準が定められています。

水質管理目標設定項目(26項目)

現在まで水道水中では水質基準とする必要があるような濃度で検出されていませんが、今後、水道水中で検出される可能性があるものなど、水質管理において留意する必要がある項目が含まれています。また、水質管理目標設定項目のうち、残留塩素、硬度、遊離炭酸、有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)、臭気強度、蒸発残留物、濁度、pH値、ランゲリア指数、アルミニウム及びその化合物の目標値は、おいしい水等より質の高い水道水の供給を目指すための目標としての位置づけです。

要検討項目(47項目)

毒性評価が定まらない、または水道水中での検出実態が明らかでないなど、水質基準や水質管理目標設定項目に分類できなかったもので、今後、必要な情報・知見の収集に努めていくべき項目です。

また、水道法第22条に定められた衛生上の措置として、厚生労働省令により「水道水には遊離残留塩素を0.1mg/L以上(結合残留塩素の場合は0.4mg/L以上)保持すること」が義務づけられています。

 

那覇市上下水道局では、これらの基準を満たし、安全で衛生的な水を供給しているかどうかを確認するために、水道水質検査の内容や検査体制を定めた『水質検査計画』を策定して、その計画に基づいた検査を実施しています。

水質基準

<Q&A目次に戻る>

Q2 Q2 水道水質の測定単位について(mg/Lとは…)

1mg/L(ミリグラム毎リットルまたはミリグラム・パー・リットル)とは、水1L(リットル)中に1mg(ミリグラム)の対象物質を含むことを言います。
g(グラム)は重さの単位、L(リットル)は体積の単位です。その前に表示されるm(ミリ)やμ(マイクロ)はそれぞれ千分の1、百万分の1を表す接頭語です。接頭語には他に、c(センチ:百分の1)、n(ナノ:10億分の1)、p(ピコ:1兆分の1)、k(キロ:千倍)、M(メガ:百万倍)などがあります。
1mg(ミリグラム)は、1g(グラム)の千分の1の重さです。

「A以上」とはAを含み、それより大きい値を示します。「B以下」とはBを含み、それより小さい値を示します。「C未満」とはCを含まず、それより小さい値を示しています。
「0.03mg/L未満」とは、「1リットル中において0.03ミリグラムを含まず測定結果はそれより小さい値」であることを示しています。
「0.03mg/L未満」は記号を用いて、「<0.03mg/L」と表示することもあります。

大腸菌は、試験結果で検出されなかった場合に「不検出」または「陰性」、「(-)」と表示します(大腸菌の水道水質基準:検出されないこと)。

pH(ピーエイチ、またはペーハー)の測定結果に単位はありません。

電気伝導率:電気伝導率とは電気の通りやすさのことで、ECまたは導電率と呼ばれることもあります。電気の通りにくさである電気抵抗率の逆数で表されます。

電気伝導率[μS/cm] = 1/電気抵抗率[MΩ・cm]

電気伝導率は、水中に溶解しているイオンの種類や量により変化します。
単位はS/m(ジーメンス毎メートル)で表し、一般的にはμS/cm(マイクロジーメンス毎センチメートル)またはmS/m(ミリジーメンス毎メートル)が使われます。
※那覇市上下水道局水道水質の電気伝導率測定結果には、平成24年4月からmS/mを用いています。mS/mで表された数値を10倍すると従来用いていたμS/cmの単位で表した数値になります。

<Q&A目次に戻る>

Q3 Q3 那覇市の水道水にはフッ素が添加されているのでしょうか?

那覇市上下水道局では、浄水された水道水を沖縄県企業局より購入して各家庭や学校等へ給水しています。那覇市や沖縄県企業局では、水道水へのフッ素の添加は行っておりません。

那覇市上下水道局の広報紙「なはの水」や水道局ホームページに掲載している水質検査結果表で表示される『フッ素及びその化合物:<0.05』とは、定量できる限界値(0.05mg/L)未満という意味で、フッ素を添加しているわけではありません。

「0.05mg/L未満」とは、「1リットル中において0.05ミリグラムを含まず測定結果はそれより小さい値」であったということを示しています。(『Q2水道水質の測定単位について』をご参照ください。)

水道水へのフッ素添加については、適量の添加(約0.5mg/L以上)が虫歯予防に効果があるとして、アメリカなど一部の地域で実施されています。しかし日本におけるフッ素の水道水質基準は、「0.8mg/L以下」であるため、仮にフッ素を添加する場合は、0.5~0.8mg/Lの範囲でフッ素濃度を管理する必要があります。

フッ素のアメリカでの飲料水基準は4.0mg/L(第2種規則:2.0mg/L)、世界保健機構(WHO)の飲料水ガイドライン値は1.5mg/Lとなっています。

フッ素

<Q&A目次に戻る>

Q4 Q4 トリハロメタンとは何ですか?

浄水場で消毒のために使用される「塩素」と原水中の「有機物」が反応して生成される物質を消毒副生成物といいます。「トリハロメタン」はその消毒副生成物の一種で、一部発ガン性の疑いがあると言われています。その発生量は、塩素投入量や原水中の有機物の量に比例します。

水道水でいう「トリハロメタン」には、クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムの4種類があり、その合計量を「総トリハロメタン」といいます。

浄水場を管理する沖縄県企業局では、生成するトリハロメタンを抑えるための低減化対策を実施しています。那覇市上下水道局では、市内の給水栓(じゃ口)の水を検査することで、安全な水道水の供給を確認しています。

※ここでいう「有機物」とは、生活排水や農業・工業排水に含まれる有機着色成分「フミン質」やプランクトン、藻類などによる分解代謝物の総称で、有機物の量が汚濁の程度を示します。

<Q&A目次に戻る>

Q5 Q5 那覇市の水道水は安全ですか?

那覇市上下水道局では、国が定める水質基準項目を定期的に検査しており、全て基準を満たしていますので安心してご使用下さい。

水質検査の詳細については、最新の水道水質検査結果または水道水質検査結果統計をご覧下さい。

<Q&A目次に戻る>

Q6 Q6 水の硬度について教えてください。

硬度は水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンを、これに対応する炭酸カルシウムに換算し、1リットル中の量(ミリグラム)で表したものです。カルシウム等硬度成分の多い水を硬水、少ない水を軟水と呼びます。

 
日本の全表土の1/3(平地の大部分)は火成岩土壌でできていますので、カルシウムが少なく水はほとんどが軟水となります。沖縄本島は、中・南部の地域が石灰岩層から形成されていますので、その地域の井戸水や地下水は硬水になり、硬度が高くなっています。(那覇市水道水の硬度については、水質検査結果及び次の『Q7水道水の硬度を下げて給水することはできませんか?』を参照ください。)

日本における硬度の水道水質基準は、石けんの泡立ち等への影響を防止する観点から300mg/L(1リットル中300ミリグラム)以下となっています。

硬度(炭酸カルシウム換算)は、カルシウム及びマグネシウムの濃度から以下の式によって算出することができます。

硬度(炭酸カルシウム mg/L)
〔カルシウム(mg/L)×2.497〕+マグネシウム(mg/L)×4.118〕

※カルシウムやマグネシウムの濃度は水1リットル(1L=1000mL)あたりの量で計算されることにご注意ください。

硬度は、上記による方法以外にキレート滴定法によって試験することもできます。

<Q&A目次に戻る>

Q7 Q7 水道水の硬度を下げて給水することはできませんか?

那覇市の水道水は、沖縄県企業局の西原浄水場と北谷浄水場から送水され、市内の配水池を経て各家庭や学校等へと給水されています。西原浄水場の主な水源は北部のダムと北部山間地域の河川です。北谷浄水場の場合は中部のダムと河川に加え、地下水を主な水源としています。

沖縄本島中・南部は、琉球石灰岩地層からなるため、その河川や地下水ではおのずとカルシウム成分が増え硬度の高い水となります。したがって、北谷浄水場から送水される水は西原浄水場の水に比べて硬度が高くなっていました。

沖縄県企業局では、平成15年6月、北谷浄水場内に硬度低減化施設を導入し、さらに硬度に配慮した水運用を実施することにより硬度の適正化を進めています。これらのことにより那覇市の水道水においても硬度が低減化された水を給水することができるようになりました(下記グラフ参照)。


<Q&A目次に戻る>

Q8 Q8 給水管が古く、赤サビが出る場合があるのですが、健康には影響はありませんか?

鉄は、人にとって必須元素の一つで、1日の必要摂取量は10mg(10ミリグラム)程度と言われています。体内に吸収された鉄は、過剰に蓄積されないように排出調節されています。

鉄が水道を通して人に与える障害としては、臭味(金気臭や苦味など)、お茶の変色、洗濯物の着色などがあります。鉄の水道水質基準は0.3mg/L(1リットル中0.3ミリグラム)以下で、着色障害や異臭味が起こらないレベルで設定されています。

鉄サビは、鉄が酸化されたもので、ほとんどが水に溶けないので健康障害はありません。しかし、常に鉄サビが出るような場合は、溶けている鉄も多いと考えられますので、早めに給水管を取り替えたほうがよいでしょう。

<Q&A目次に戻る>

Q9 Q9 水道水のカルキ臭が気になります。取り除く方法を教えてください。

わが国では、水道法により塩素消毒が義務づけられており、蛇口において遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持することが定められています。

水道水のカルキ臭は、この遊離残留塩素によるもので、水道水が衛生上安心して飲めることを意味しています。しかし、臭いが気になったり、味が良くないと感じる方は、水道水を3分~5分程度沸騰し続けると残留塩素を取り除くことができます(この方法で、トリハロメタンを低減することもできます)。

那覇市上下水道局は、県企業局や他市町村と協力し、残留塩素の適正化に努めています。

(※注意)残留塩素を取り除いた水は、消毒効果がなくなっていますので、早めに飲みきるか、冷蔵庫に保存しましょう。

<Q&A目次に戻る>

Q10 Q10 水道水を沸騰させると白い沈殿物ができますが、何ですか?

白い沈殿物は、水道水から析出した炭酸カルシウムです。

軟水でも析出することがありますが、ミネラル分が多量にある硬水の方が析出しやすくなります。

炭酸カルシウムなどのミネラルは、もともと水に溶けにくいため、沸かしたり、凍らせたりして結晶化すると再び水に溶けずに沈殿したり、浮遊したりします。

<Q&A目次に戻る>

Q11 Q11 おいしい水について教えてください。

昭和60年に旧厚生省(現厚生労働省)から「おいしい水研究会」の水質要件が提言されました。その後、平成15年に厚生労働省健康局からの通知で、水道水の水質管理目標設定項目として目標値が設定されました。

不純物を全く含まない水はおいしくないと言われます。含まれる成分の量とそのバランスによって水の味は微妙に変わります。

蒸発残留物

一般にミネラル含有量を示し、量が多いと苦味や渋味を感じ、適度に含むとコクのあるまろやかな味がします。

硬度

カルシウムとマグネシウムの量を炭酸カルシウムの量に換算したもの。
マグネシウムを多く含む水は苦味を感じます。硬度が低いとコクのない味となり、高すぎるとしつこい味と感じるようです。

遊離炭酸

水に溶けている二酸化炭素で、さわやかな味を与えるが、多くなると刺激が強くなります。

過マンガン酸カリウム消費量

有機物の量。多いと渋味をつけます。

残留塩素

消毒用の塩素は、水にカルキ臭を与えます。

<Q&A目次に戻る>

Q12 Q12 貯水槽(水タンク)の管理について

各ご家庭の給水装置は個人の財産です。水道局のものではありません。「家庭内の水道設備(貯水槽等以下)」及び「給水装置」は、所有者または使用者に維持管理責任があります。

貯水槽の維持管理が不十分だったり、貯水槽本体に異常があった場合は、水が濁ったり、臭いがついたりすることがあります。また、必要以上に多くの水を貯めると水質が悪化する場合があります(滞留による水質悪化)。

貯水槽(最初に水を受ける貯水槽:受水槽)の合計有効容量が10m3を超えるものは、水道法により簡易専用水道としての規制を受けるため、保健所等への届出、定期的な清掃、登録検査機関による検査等が義務づけられています(水道法第34条の2)。簡易専用水道の受付・指導等は保健所が行っています。

10m3以下の小規模貯水槽は、簡易専用水道に準じた管理を行うよう努めてください。

年に1回は貯水槽の点検、清掃を行いましょう。
タンク

<Q&A目次に戻る>